天地真理さんの夢

天地真理さんが歌う「想い出のグリーングラス」を初めて聴いたとき、この明るさはなんだろう?とちょっと違和感を覚えました。

「想い出のグリーングラス」は、真理ちゃんが尊敬するジョーン・バエズさんや、エルビス・プレスリーも歌う名曲で知られています。

彼らの歌うこの曲は、しっとりと望郷の念を強く感じる、どちらかと言えば悲しい歌に聴こえていたので、なおさら天地真理さんの歌の明るさが際立っていると感じました。

もともとこの歌は、アメリカ南北戦争で捕虜になった青年が、処刑される前日に故郷の両親(ママとパパ)の元へ帰る夢を見るという悲劇のストーリーを描いたものと言われています。

フォークソングのジョーン・バエズさんなどは、反戦運動の象徴として、この歌を歌ったことが知られています。真理さんも当然、この歌の背景はご存知だったのではないでしょうか?

日本語歌詞が原作とは異なるからかも知れませんが、真理さんの歌がどうして、こんなにも明るいのか?

ふと 先日記事に書きました「まりちゃんズ」とのトークの中で、真理さんが「自由に歌えるなんて、いいなあ」と語っていらっしゃったことを思い出しました。

フォークやロックミュージックのステージのように、聴衆と一体になって歌いたいという想いを熱く語っていらっしゃいました。

これは私の想像ですが、この「想い出のグリーングラス」を歌ったときが、真理さんの夢をほんのひととき実感できた瞬間ではなかったのかなと思いました。

「自由に歌える」それがうれしくて、うれしくて仕様がなく、自然と笑みが浮かぶ歌になったのではないでしょうか?

原作の死と戦争の悲劇の歌とは真逆の世界、喜びに満ちた生命の賛歌に昇華させた、天地真理さん独自の素晴らしい歌になっています。

比較するわけではありませんが、エルビス・プレスリーが歌うこの曲を聴いてみると、これもまた彼の生き様を感じさせる、彼独自の世界が感じられて、興味深いものがあります・・・


Elvis Presley Green Green Grass of Home



この記事へのコメント

  • 原作の死と戦争の悲劇の歌とは真逆の世界、喜びに満ちた生命の賛歌に昇華させた、天地真理さん独自の素晴らしい歌になっています。(メロンパンさん)

    真理さんがこれを歌われたのは、20代の始め頃でしょうか?

    今、人生のドラマの幕が、静かにゆっくり閉じていく・・。その瞬間瞼に浮かぶものは、幼き日々の記憶。懐かしい故郷の匂い、いつも優しく抱きしめてくれた、最愛の父母のぬくもり。その情景に包まれながら、永遠の眠りに導かれていく、主人公の心の平安が歌われている様に感じられます。

    哀しみ多きドラマであっても、最後に訪れるものは安らぎと祝福であるという、希望のメッセージがこめられているかのよう・・この真理さんの歌には。
    何度聴いても涙があふれてきます。決して哀しみでななく、救いの涙・・・そんな感想を抱いています。
    2010年06月14日 14:43
  • 実は歌詞が正確に聴きとれなかったため、原曲を参考にコメントを書いて送信しましたが、やはり気になり歌詞をすべて確認したところ、先ほどとはかなりニュアンスの異なる感想を抱いています。もうここに書く必要はありませんね・・。みなさまのご感想もぜひ聞かせていただいです。
    2010年06月14日 15:18
  • natumi

    最近、涙もろくなってきて、もうダメですね。この青年の気持ちを思うと・・・・
    真理さんがどんどん、解き放たれて、自由に広がっていく・・・青年の心も、夢の中で、故郷の父、母の元に、喜びとともに・・・
    悲しい歌なんですね。切な過ぎて、涙と鼻水で・・・手で拭いてます。・・・すいません。
    2010年06月16日 22:31
  • ひこうき雲

    コメントさせていただこうと思ったら、長くなりそうでしたので、私のブログに書きました。
    このページとも勝手にリンクさせていただきましたのでご承知ください。
    2010年06月16日 23:14
  • >メロンパン

    ひこうき雲さん

    リンクしていただいて、私の方は喜んでおりますが、なにか申し訳ないような気持ちです・・・ひこうき雲さんの「まりちゃんズとのトーク」を聴かなければ、真理さんの気持ちを想像すらできませんでした。ありがとうございました!
    2010年06月17日 01:29

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